2012年3月18日日曜日

原子力について

東日本大震災から1年が経った。
TVニュースを見ていると、日本は脱原発に大きく舵をきろうとしているように見える。

しかし4月には原子力規制庁が発足し、8月までにはエネルギー中長期計画が政府より
示される予定だ。

結論から言うと、当分の間は原子力を使い、徐々に自然エネルギーを取り込みつつ
新エネルギーの開発を進めることになるだろう。


これだけ世間(マスコミ)が脱原発と言っているのに原子力を再び動かすのか?
政府は、野党やマスコミからまたバッシングを受けるであろう。


しかし原子力を選ぶには当然の理由があるので、紹介しておきたい。(受け売りですが)

1.エネルギーセキュリティ(エネルギー安全保障)の問題
日本の自給エネルギーは僅か4~5%。先進国の中で圧倒的に低い。
島国であり、そのほとんどを海外のエネルギー資源に頼っている。(天然ガス、石炭、石油、ウラン等)
タンカーで輸入しているのだが、もしシーレーン(航路)を封鎖されたら、数日の間に日本の産業はストップする。
原子力は燃料を入れると1年は燃料補給なしで発電できるので、エネルギーセキュリティ上有利なのである。

2.自然エネルギー利用は島国には不向き
風力、太陽光を増やせば原子力をなくせるじゃないか。これは間違いである。
電気は使う量と作る量(需要と供給)を常に全く同じにしないといけないのである。
風力は風が弱すぎても強すぎても発電はストップしてしまう。常に一定の風が吹かなければならない。太陽光も天気しだい。
この風力・太陽光等の不安定なエネルギーは島国日本には不向きなのである。
ヨーロッパでは、各国で電力を融通しあっている。つまり余れば他国に送るし、足りなければもらうという形だ。風がやんでも、その分他国の火力や原子力の電力をもらえるのでやっていける。
日本で風力・太陽光を増やせば増やすほど、それを瞬時に補える火力も今より増やさなければならない。逆にエコではなくなるわけだ。そして前述のエネルギーセキュリティの問題が増大する。
他国で自然エネルギーを導入できるのは、石炭等の自国の資源が豊富であることも条件である。
そんな恵まれた国でも自然エネルギーの比率は30%が限界と言われる。日本では20%が限界だそうだ。日本の既存の原子力が15%。これを全て火力に置き換えた上の自然エネルギー利用なのである。(トータル的にどれだけエコか?)

3.CO2排出量の問題
原子力をやめると、当然火力に頼る。当然CO2が増える。原子力は発電時にCO2を出さない。
再処理とか廃棄物処分で結構出してるんじゃないかと言われるが、ほとんど出していない。
地球温暖化対策会議(COP)で日本は1990年比6%削減を公約した。宣言してから5%増えたので実質11%削減。その上鳩山元首相が25%削減と言った。これは原子力を今よりもっと増設できた前提での話しだった。大震災の起こった今25%は無理としても6%削減をやっぱりやめますとは言えない。とすると既存の原発を使い、古いものはリプレース(新しい原発と置き換え)し、日本のCO2排出をキープし、海外の発展途上国の技術支援によるCO2削減に頼るほかない。
自然エネルギーの普及も待ってられないし、その分火力も増えるのでトータルマイナスというのもあり得る話。

4.想定外津波による東電福島第一事故は防げるか?
これは防げる。東電第2や東北電力女川が、同程度の津波にあっているが防げていることが何よりの証拠。
今回の事故の最大の原因は、津波により非常用電源が完全になくなったことである。これは津波を防ぐ堤防や非常用電源の水密化、高台への非常用電源の新設等で防げる。 しかも今既存の原発は既にほとんどの対策が終わっている。
しかし、想定外をさらに超える津波やその他の災害、テロにも備えが必要なことは確かである。今までは原子炉を設置した法律を守っていれば基本的にはOKであった。新しい知見の反映などは電力会社の自主的な所にまかされていた(この自主的な改善により福島第二は助かっている!)
だから今後は新しい知見が出ればそれを反映しなければ、原子力を運転できない法律となるであろう。これをバックフィットといい、米国等はこのバックフィットを積極的に取り入れている。この面では日本は遅れている。

5.日本の電気代は高いか?発送電分離の危険性
話はそれるが、TVで発送電分離の議論が良く出る。電気を作る会社と、送る会社を別に作ろうというもの。これにより価格競争が促進され電気代が安くなるという理論。
しかしこれは逆に危険なのである。
これを取り入れている国は停電がとんでもなく多い。価格競争により設備の安全を保つ投資が削られるからだ。日本は技術国家。正確な製品には安定した電気が不可欠なのである。
しかも電気売買の自由化はもう実行されている。どこぞの市役所が○○鉄鋼から電気を買っているというのは良く聞く話。でも停電のリスクもあるし設備維持の費用もあって、なかなか電力会社に勝るところは出てこない。裏を返せば日本の電気代は安いということ。

6.原発事故により、ガン患者は増加するか?
日本人のガンになる比率は全体の20%にのぼる。
福島事故での作業者の被ばく上限が250ミリシーベルト。これを日本人全員が受けてもガンになる確率は1%しか増えないという評価である。
原爆やチェルノブイリは、燃料が爆発して飛び散りとんでもなく汚染します。今回の事故で水素爆発はありましたが、建物が爆発しただけで燃料は爆発せずほとんどが格納容器にとどまっています。汚染してるから野菜も魚も食べられない。そんなことはありません。
どんな食物も放射線は少なからずあります。宇宙から受ける放射線は年間で1ミリシーベルトもあります。そんなことに神経質になっている人は別の病気になるでしょうね。そして風評被害により復興は遅れます。何故瓦礫を受け入れないのか?絆はどこにいったのでしょう?



ここまで読んだ人は、少しは考え方が変わりましたか?
マスコミの意見に流されてはいけません。マスコミは政治を批判するのが好き(反政府の日本人が多いので、そうでないと商売にならない)なので、一方的な見方しかしないように思います。

投票で選ばれた政治家をもっと信じて頑張ってもらいましょう。
鳩山、管 に比べて今の野田・岡田・枝野さんは随分まともだと思います。

2012年3月8日木曜日

猫カフェ

念願の猫カフェに行って参りました。

 各地の猫カフェ情報から、日帰りできて、雰囲気が良くて、猫レベルの高いところを比較検証。

岐阜県の「猫ちぐら」に決定。

 

いきなりこの余裕。

毛長い猫も悪くない。

暖かくて暖炉はついてなかった。残念

いきなり猫パンチを浴びせてきたこの子にはまってしまう。

1.5時間ワンドリンク¥1200。 猫時間では短く感じる。

1~2歳の猫は遊び好き。
5歳以上の猫を夢中にさせた達成感には到底およばない。

あー猫飼いたい



時間も余ったので近くのアクア・トト岐阜へ寄る。
アシカショーの看板に騙された。中は淡水魚ばかり。
しかしこのサンショウウオは良く動いてて良かったなぁ。

 猫カフェ行くのに7時出発。片道3時間。ちょっと病気か。猫病
 
次はねこ寺「御誕生寺」に行く予定。